【人生で関わってはいけない人】エモーションマンの生態と撃退法

我々人類は常に様々な脅威に晒されている。エモーションマンもその脅威の一つと言えるだろう。

今回はエモーションマンの生態と撃退法について解説していく。

エモーションマンの生態

エモーションマンの外見は我々ホモサピエンスと酷似している。というかホモサピエンスである。そのため外見でそれがエモーションマンであるかどうかを識別するのはかなり困難だ。

エモーションマンの最大の特徴は「感情を全面に出す」ことにあると言える。「怒り」「悲しみ」「熱意」通常のホモサピエンスであれば、ある程度自身の内に秘めておく感情だが、やつらはこれらを全面に解放し、他のホモサピエンスにぶつける。エモーションマンによる感情の放出は専門家は「エモーションブレイク(略してションブレ)」と呼称している。ションブレのターゲットとなったホモサピエンスは精神的に消耗する。また、ションブレへの対応自体にホモサピエンスの時間が消費されてしまうため、一説によるとエモーションマンは時間食い(ときくい)の亜種であるとする説もある。

エモーションマンによるエモーションブレイク

多くのホモサピエンスにとって、エモーションマンによるエモーションブレイク(ションブレ)は何の前触れもなく突如として行われる行為として認識されることが多い。

・いきなり怒り出した

・いきなり泣き出した

・いきなりアツく語り出した

・メールでいいことをいちいち電話してくる

・しつこい営業

こうした行為はなんの脈絡もなく行われるものと長らく考えられてきた。しかし最近の研究によりションブレには前触れがあることが明らかとなっている。

また、エモーションマンは自分より立場の弱い(低い)ホモサピエンスをターゲットにする傾向がある。この点もエモーションマンの恐ろしいところだ。

ションブレの前ブレ

ションブレの前触れとして以下の事象が報告されている。

・朝出勤してきたときの様子が異常に不機嫌(無口)である

・クレーム対応の直後である

・接遇にかなり気を遣うクライエントへの対応後である

上記の事象の共通点は「エモーションマンの感情が大きく揺れ動く状況」ということである。

ションブレの前ブレには注意を払いたいところだ。

基本戦略は「回避」

エモーションマンのションブレを受けてしまったターゲットはその場から離れることが非常に難しい。というか事実上困難な場合が多い。

そのため基本的にはエモーションマンとは対峙してはいけない。やつらの餌食にならないために最も効果的な方法は「回避」だ。

ションブレの前ブレを確認したら、エモーションマンの視界に入らないようにしよう。

エモーションマンの撃退

前項の通り、エモーションマンへの基本的対処は「回避」だ。しかしこれが困難な場合は多々想定される。場合によってはションブレの前ブレが確認できているにもかかわらず、エモーションマンの懐に飛び込まなければならない状況もあるだろう。そのように対敵が不可避な状況では以下の対処法を試みてほしい

・ションブレ中は「はい、はい、すいません、はい、えぇ、おっしゃる通り、はい、すいません」を繰り返す。この時自分の感情は動かさないのがコツだ。

・忙しいふりをする

・こちらもエモーションブレイクする(口論にならないようクールに)

・「あ、ちょっといいですか、鼻毛出てますよ?」と言う

その他、時間食い(ときくい)への有効手段であった、「急に大きな声を出す」も効果的だ。エモーションマンに話しかけらる度に「あーっ!」と大声を出すと、やつらの方から逃げていくだろう。

自分の心を自己防衛する

以上がエモーションマンの生態と撃退法である。エモーションマンの最も厄介なところは、ターゲットの「心」「精神」を消耗させ、時に傷つけてしまうところにある。

心の自己防衛策を常に用意しておく必要がある。エモーションマンには近づかないようにしよう。それがあなたの心を守る最も効果的な手段だ。

地球上には時間食い(ときくい)、エモーションマンの他、様々な捕食者(プレデター)が存在している。そうした連中から自分達の時間と心を守るために、これからも情報発信を続けていく次第である。

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