こんにちわ、えどです。
長期積み立て投資は、時間を味方につけて資産を増やす手法ですが、株価の変動が気になることもあります。しかし、頻繁に株価をチェックすると、短期の値動きに振り回され、冷静な判断を失う可能性があります。
では、長期積み立て投資家にとって、どのようなタイミングで株価をチェックするのが適切なのでしょうか?この記事を読むことで、長期積み立て投資家が株価をチェックすべきタイミングと頻度について理解を深めることができます。
この記事は優良な投資信託(eMAXIS slim 全世界株式やeMAXIS slim S&P500など)に積み立て投資をしている金融資産1000万円以下の長期インデックス投資家さん向けに作成しています。
管理人えどの自己紹介です
インデックス投資家歴10年になりました。
収入は月並みですが、毎月定額をコツコツと積み立てています。
現金と投資信託の超シンプルポートフォリオを堅守しております。
結論:年2~3回でOK。頻回なチェックは不要。
eMAXIS slim S&P500 や オールカントリーを積み立てている場合、基本的に頻繁なチェックは不要です。
なぜならeMAXIS slim S&P500 や オールカントリーはそれだけで十分に幅広い銘柄に分散投資されているためです。
僕としては金融資産1000万円未満の場合、現金と投資信託のみのシンプルなポートフォリオが望ましいと考えています。
資産1000万円以下で、現金と投資信託のみのシンプルポートフォリオであれば、特にリバランスを意識する必要性もないと思います。
「ポートフォリオ」とは「リバランス」とは
「ポートフォリオ」とは、自分が保有している資産の内訳・配分のことだよ。
「リバランス」とは、ポートフォリオの構成割合を調整することだよ。
例えば、株式70%・債券30%のポートフォリオが株価上昇により80%・20%になった場合、リスクを抑えるために一部の株式を売却し、バランスを整えるんだ。
このバランスの調整を「リバランス」と言うよ。
株価をチェックする頻度は年2~3くらいかと思います。ではどのようなタイミングで確認すればよいでしょうか。
長期投資家が株価をチェックする目的
長期インデックス投資家さんが株価をチェックする必要性は、基本的には低いと考えています(特に初心者さんは狼狽売りにつながるリスクがあるので)。
が、それは、初心者さんの株価のチェックは単純に「株価のチェック作業」のみになっているからです。
市場で長く積み立てを続けている投資中級者が行う株価のチェックは、単純な「株価のチェック作業」ではありません。
初心者を脱した長期投資家さんは、株価チェックの際に、単純な株価のチェック作業ではなく、以下のような合理的な判断を行っています。
- 資産配分の確認:目標とするポートフォリオのバランスが崩れていないかを確認する。
- リバランスの判断:資産配分が大きく偏った場合、適切にリバランスを実施する。
- 追加投資の機会を探る:市場の大きな調整時に、適切なタイミングで追加投資を行う。
- 目標資産額との比較:投資の進捗を確認し、計画に沿っているかを判断する。
- ライフイベントへの対応:結婚、住宅購入、教育資金など、ライフプランに応じた資金調整を行う。
中級者さんは資産額も大きくなっているので、必然的にリバランスや、ポートフォリオの見直しが必要になってくるんだ。だから必要に迫られて株価をチェックするっていう感じだね。
なので投資初心者さんで、資産1000万円未満の現金と投資信託のシンプルポートフォリオの場合は年1回、資産額を確認する程度で十分だと思うよ。
eMAXIS Slim S&P500やオールカントリーのみを積み立てている場合はどうか
とは言え、eMAXIS slim S&P500 や オールカントリーのみを積み立てている場合、基本的に頻繁なチェックは不要です。
新NISAで長期投資デビューしたインデックス投資家さんの多くは、こうした優良なインデックスファンドを1本、積み立てている状況ではないでしょうか。
eMAXIS slim S&P500 や オールカントリーはそれだけで十分に幅広い銘柄に分散投資されています。ファンドが勝手にポートフォリオの構成見直し、リバランスしてくれるので、まさに「ほったらかし投資」でOKです。
ですので、特にまだ資産金額の少ない(1000万円以下)投資初心者さんは、年に1回確認する程度でOKだと考えます。
年に1回、目標達成状況を確認する
長期投資には必ず目標があるはずです。例えば、老後資金として3000万円、セミリタイアのために5000万円、FIREのために1億円などです。
その目標に対して自分がどの位置にいるのか、積み立て金額はそれに対して妥当なのか。
それらを考える方法として、現在の株価を確認する必要はあると考えます。
が、それも単純な確認作業に留めるべきだと思います。
短期の値動きは仕方がないものなので、株価をチェックしたときに、時価評価額が下がっていても問題ないと判断しようね。
僕は保有しているeMAXIS slim S&P500を売却するのは25年後と決めているので、年1回株価をチェックして時価評価額が下がっていても、
感情は全く動きません(鉄の心です)。
初心者さん向けの補足
インデックスファンドと個別株の違い
- インデックスファンド(例:eMAXIS Slim S&P500、オールカントリー)は、幅広い銘柄に分散投資するため、頻繁なチェックは不要です。
- 対して個別株は、企業の業績や市場環境の影響を受けやすいため、四半期ごとの決算発表時などにチェックが必要となります。
- しつこいですが、優良なインデックスファンドに積み立て投資する、インデックス投資家さんの場合、頻回な株価のチェックは不要です。
もしも心が折れそうになったら
- 市場の急変時に感情的にならず、計画に基づいて行動することが重要。感情を捨てて、毎月コツコツ機械的に積み立てるのが僕たちの計画のはずです。
- 暴落時に焦って売却すると、長期的なリターンを逃してしまいます。
- 何よりもせっかく株式投資デビューという大きな一歩を踏み出したわけですから、狼狽売りは本当にもったいないです。
長期投資の成功事例
過去のデータを見ると、S&P500は長期的に成長を続けており、一時的な暴落を乗り越えて資産が増えているケースが多くあります。
例えば、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショック後も市場は回復し、成長を続けています。
長期投資の最大の強みは、時間を味方につけることです。
長く資産を保有しつづけましょう。
まとめ
長期積み立て投資家にとって、株価の頻繁なチェックは不要です。
特にインデックスファンドを積み立てている場合は、年1回のチェックと大きな経済イベント時に確認する程度で十分です。
長期目線を持ち、冷静な投資判断を心がけましょう。
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