こんにちは、えどです。
新NISA(少額投資非課税制度)を活用し、長期積み立て投資を始めたばかりの初心者の方は、資産形成を成功させるために注意すべき点があります。今回は「やってはいけないこと」をテーマに、初心者が陥りがちなミスを紹介します。失敗と共に、それらを避けるためのアクションプランも提案しています。この記事を読むことで、長期投資を継続するためのモチベーションアップにつながります。
管理人えどの自己紹介&投資状況です。
旧NISA時代からインデックス投資を初めて10年目になります。
高配当株投資(高配当米国ETF)も行っていますが、保有資産の中心は投資信託(eMAXIS slim S&P500)です。
収入は月並みですが、毎月定額の積み立てを鉄の心で継続している生粋のインデックス投資家です。
僕も通った失敗の道です。しっかりと学んで、これらの失敗を避けましょう。
狼狽売り
最もやってはいけない失敗が「狼狽売り」です。
狼狽売りとは、株価や投資信託の価格が急落した際に、不安や恐怖から冷静な判断をせずに資産を売却してしまうことを指します。
特に投資初心者は、市場の一時的な下落に動揺し、「このまま価値がゼロになるのでは?」と考えてしまい、損失を確定させるケースが多いです。
そして狼狽売りをしてしまうことで、せっかく新NISAでの積み立て投資という非常に大きな一歩を踏み出した、その素晴らしい行動が全て無になってしまいます。
投資信託は毎日値動きするものです。上がることもあれば、もちろん下がることもあります。
10%~15%の下落は普通に起こります。
株価暴落となると、30%~50%は下落します。
しかし過去の歴史を見ると、市場は大きな暴落を乗り越えながら、右肩上がりに成長しています。
あなたは毎月コツコツの長期積み立てインデックス投資家です。
持っている投資信託を売るのは20年、30年と先の話です。
日々の株価の変動に驚いて狼狽売りせず、どっしりと構えていましょう。
★アクションプラン★
株価を毎日チェックしない(時間の無駄です)
積み立ては感情を入れず機械的に続ける
リスクの取り過ぎ①積み立て金額が高すぎる
新NISAの枠をフル活用すると、最大で月10万円まで積み立て金額を設定することができます。
さて、あなたの積み立て設定額は、あなたにとって無理のない金額でしょうか?
無理のない金額かどうか、自問してみてください。
少しでもモヤっとしたら、積み立て金額が高すぎる可能性があります。
つまり、リスクを取り過ぎています。
長期のインデックス投資で最も大切なことは「継続」です。
もう一回言います、
長期のインデックス投資で最も大切なことは「継続」です。
20年、30年と無理なく継続できる金額を設定しましょう。
個人的には、家庭がある日本人の平均収入なら月3万円で優秀、5万円で超優秀レベルだと思います。
10万円なんて変態クラスです。
資産形成は他の人との競争ではありません。
少額でもいいので「金額よりも継続する」ことを優先しましょう。
★アクションプラン★
積み立て金額は手取りの10%程度を目指す程度にする
リスクの取り過ぎ②貯金が少ない
質問です。生活防衛費(生活費のおよそ3か月分)を貯金していますでしょうか?
生活防衛費をしっかりと用意して、その上で投資を行っていれば、株価が下落していても生活には何の影響もありません。
市場が暴落しようと、生活防衛費がしっかりと用意されていれば生活そのものには何の影響もありません。
一方で生活防衛費が用意されていない場合、株価下落の局面で「早く売らなければ生活していけないかもしれない」という不安に駆られ、狼狽売りにつながってしまいます。
お財布にも心にも余裕をもって淡々と投資を続けましょう。
★アクションプラン★
生活防衛費として生活費のおよそ3か月分は貯金で用意しておく。
短期間で結果を求めすぎる
長期積み立て投資の最大のメリットは「時間を味方につける」ことです。毎月の積み立て額が僅かであっても、時間があなたの味方をしてくれます。
しかし、数カ月や1年程度で成果を確認し、「思ったより増えない」と焦っていませんか?
長期投資の「長期」とは、数か月でも2,3年でもありません。
「長期」とは20年以上と考えてください。
株価は短期的には必ず上下します。上下を繰り返しながら、長期的に成長していきます。
短期間の値動きに一喜一憂せず、感情を入れず機械的に淡々と積み立てを続けましょう。
10から15%の値下がりは株式市場ではよくあることです。暴落したら50%以上値下がりします。
20年後、30年後はきっと値上がりしてるだろうと思っているので。市場がいくら値動きしようが、
僕の心は凪です。
★アクションプラン★
毎日株価をチェックしない(株価チェックアプリをスマホのホーム画面に入れない)
途中で積み立てをやめてしまう
頻回に株価をチェックしてしまうと、毎日株価の上がり下がりを目にすることになります(何回も言いますが毎日株価を確認する必要はありません)。
そうすると、「最近は株価が上がっているから買わないでおこう」「暴落が怖いから一旦積み立てをやめよう」といった行動に出てしまいます。
このような判断は結果的に長期のリターンを損なう原因になります。
我々のような素人がタイミングを読もうとしてはいけません。
そもそもそんなことできません。
株価が上がっていようが下がっていようが鉄の心で積み立てを継続してください。
落ち着いて考えてみましょう。
僕たちは20年後、30年後の未来に賭けているのです。
未来が明るいという予測に立てば、現在の株価は、20年後の未来に比べたら割安なはずなのです。
現在の株価の値動きなど、20年後、30年後の未来から見たら誤差の範疇でしょう。
毎日の市場の変動に関係なく、機械的に積み立てを続けることが成功のカギです。
★アクションプラン★
毎日株価をチェックしない(本日3回目)、何があっても積み立てはやめない。
いつの間にかデイトレーダーに転生してしまう
頻回に株価をチェックしてしまう初心者さんの中に、長期インデックス投資家であったはずなのに、いつの間にかデイトレーダーに転生してしまう方がいます。
「今株価が上がっているから、積み立ては一旦ストップしよう」
「今下がっているから損切してしまおう」
「今下がっているから買いのタイミングだ」
eMAXIS slimオルカンやeMAXIS slim S&P500は短期で売買するような代物ではないと僕は考えています。
僕たちは時間を味方につけて福利の力で資産を増やす、長期インデックス投資家です。
株の売買で利益を出すデイトレーダーではありません。
今一度、投資目的を再確認しましょう。
目的を見失ってしまうと、いつの間にかデイトレーダー転生してしまいます。
★アクションプラン★
毎日株価をチェックしない(本日4回目)
まとめ
新NISAを活用した長期積み立て投資は、じっくり時間をかけて資産を増やす仕組みです。短期間の値動きに左右されず、リスクを分散しながらコツコツと続けることが成功のカギになります。焦らず、堅実な投資を心がけましょう。
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